【歌詞解説・和訳】Lorde – “Stoned at the Nail Salon”

ニュージーランド出身のシンガーソングライターLorde(ロード)

リリースが待たれる3枚目のスタジオアルバム『Solar Power』より2枚目となる先行配信シングル“Stoned at the Nail Salon”をリリースした。

本曲はLordeJack Antonoffの共同プロデュースであり、
バックボーカルはClairoPhoebe Bridgersが務めている。

Lordeの3枚目のアルバム『Solar Power』は2021年8月20日にリリースされる。


【歌詞解説・和訳】
Lorde
“Stoned at the Nail Salon”

Produced by. Lorde, Jack Antonoff


[Verse 1]
Got a wishbone drying on the windowsill in my kitchen
台所の窓辺にはウィッシュボーンが干してある
(「ウィッシュボーン」とは、鳥の骨の叉骨(さこつ)のことである。
ウィッシュボーンには迷信的な意味合いがあり、天気を占うため   に一晩干しておく伝統や、願い事をする際に骨を半分に割ったら願いが叶うなどラッキーなものとして浸透している。)

Just in case I wake up and realise I’ve chosen wrong
目が覚めてこの選択が間違っていたと気づいたときのために
(2本の腕が1本の中心から分かれているウィッシュボーンを見て、
「業界の大物」としての人生か「自分自身」のための人生か、選ばなければならないというLordeの心情を表している。

彼女がメディアで語った通り、本曲は「自分の人生のどちらかに向かって走っても、どちらの自分も自分らしさを大事にしている」ということに気づくということを意味している。
どちらに転んでも、このウィッシュボーンがあれば自分は常にエラ”Lordeの本名”だと気づくことができる。)

I love this life that I have
私は私の人生を愛すの

The vine hanging over the door
ドアにかかるツル(植物)

And the dog who comes when I call
犬も呼べばすぐにやってくる
(彼女の愛犬パールが2019年病気で亡くなったためこの歌詞は、
ほろ苦いラインである。
犬の死後に歌詞を変更することもできたが、この曲の不確実性を強調するために、この歌詞にこだわっている。)


But I wonder sometimes what I’m missing
でも時々、何かが足りないんじゃないかって思う時がある
(本曲のリリース時、彼女はファンに送ったメールでこう書いている。
“結局のところ、これが今の私なの。私は「業界の大物」ではなくて、ただ料理をして、犬の散歩をして、ガーデニングをしているだけの普通の人だという不安が忍び寄ってきたの。
私は自分らしい美しい人生を築いていると思ってたけど、
その人生がフェスのステージを引き裂いたり、7日間で7カ国に行ったりできるような人になれるかは分からなかった。”
料理やガーデニングをする「平穏な」生活と、アドレナリン全開のツアー生活という2つの要素がこの曲の大きなインスピレーションになっていることは間違いないだろう。)

[Pre-Chorus]
Well, my hot blood’s been burning for so many summers now
It’s time to cool it down, wherever that leads
私の血は今までの夏の間ずっと燃え続けてきた
でもそろそろ冷やさないといけないね

(彼女はファンに向けた手紙でこの2年間ニュージーランドの冬から逃げてきたと語っている。ニュージーランドは12月が真夏気候になっており、
セカンドアルバム『Melodrama』のツアーを終えた半年後にこの曲を描き始めたと語っている。
家に帰り、「普通の人」になり、ただチルアウトしてそこから自分の人生やキャリアがどうなるのか冷静に見てみたいというLordeの気持ちがこのラインに反映されている。)

[Chorus]
‘Cause all the beautiful girls, they will fade like the roses
綺麗な女の子たちは薔薇のように消えていくの
(2021年に6月のインタビューで彼女はこの歌詞について言及している。
「私に嫉妬したモデルたちも、歳をとっていくんだということを考えたのは本当に初めてのことだった。私たちは皆同じバスに乗っているの、そのことについてようやく考えられるようになったの」)

And all the times they will change, it’ll all come around
そして全ての時間が変化し、全てが周り巡っていくの

I don’t know
分からないけど

Maybe I’m just stoned at the nail salon
もしかしたらネイルサロンでキマッているだけなのかも
(このラインは2つの意味を持っている。
1つは彼女が考えていることが薬でハイになっていることがもたらした感情であるということ。
しかしその一方で2013年、当時16歳で一気にメインストリームに躍り出たLordeが、
2021年になった今、彼女は大人になり、ネイルサロンに通い自分自身を労っている。
当時と違いメディアとは離れた生活に満足しているものの、将来への不安を感じている。
時間の変化を感じる様子は彼女の楽曲”Ribs”の時のように後悔したり懐かしんだりするような、
少し切ないようにも解釈できる。)


Maybe I’m just stonеd at the nail salon again
もしかしたらネイルサロンでキマッているだけなのかも

[Verse 2]
Got a memory of waiting in your bed wearing only my earrings
ピアスだけを身につけて、あなたをベッドで待っていた記憶がある

We’d go dancing all over the landmines under our town
街の地下、地雷の上で踊りまくるの
(スリルを求めることと、危険を犯すことのロマンを表している)

But the sun has to rise
でも太陽は登る
(彼女のセカンドアルバム『Melodrama』と同様、
太陽が関係の終わりを告げることを表している。
2人はいずれ別々の道を歩むことになるが、このエピソードは彼女が16歳の時に聴いていた音楽や子供の頃にメリーゴーランドに乗っていたことなど、曲の中で人生を振り返るきっかけとなったものに引き継がれていく。)


When it does, we’ll divide up the papers
太陽が登ったらみんなで新聞を配ろう

Two former hell-raisers
かつての地獄の問題児2人

I’m still crazy for you, babe
私は今でもあなたに夢中なの

[Pre-Chorus]
Well, my hot blood’s been burning for so many summers now
It’s time to cool it down, wherever that leads

私の血は今までの夏の間ずっと燃え続けてきた
でもそろそろ冷やさないといけないね

[Chorus]
‘Cause all the music you loved at sixteen you’ll grow out of
16歳の時に好きだった音楽もやがて成長していくの

And all the times they will change, it’ll all come around
そして全ての時間が変化し、全てが周り巡っていくの

I don’t know
分からないけど

Maybe I’m just
もしかしたら

Maybe I’m just stoned at the nail salon again
もしかしたらネイルサロンでキマッているだけなのかも

[Bridge]
Oh, make it good
良くしたい

Oh, make it good
良くしたい

I’d ride and I’d ride on the carousel
私はメリーゴーランドに乗りたい

‘Round and ‘round forever if I could
できることなら永遠に回っていたい

But it’s time to cool it down
でもそろそろ冷静にならないと

Whatever that means
それがどんな意味を持とうとも

[Chorus]
Spend all the evenings you can with the people who raised you
君を育ててくれた人たちと夜を一緒に過ごすの

‘Cause all the times they will change, it’ll all come around
そして全ての時間が変化し、全てが周り巡っていくの
(これは10代後半に家族や友人と一緒に過ごせなかったことをLordeが反省していることを示唆している。
1年以上にも及ぶ『Melodrama』のツアーを終えた半年後に書かれた”Stoned at the Nail Salon”。
この期間彼女は親しい人たちから孤立していると思われ、ツアーから戻ってきた頃にはみんな変わっているだろうというような。
Lordeは自分の中で「何かを失った」と感じたのだろう。)


I don’t know
分からないけど

Maybe I’m just stoned at the nail salon
もしかしたらネイルサロンでキマッているだけなのかも

Maybe I’m just stoned at the nail salon again
またネイルサロンでキマっているだけなのかも

Lyrics Source:https://genius.com/23557143


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